ネットで通信エンジニア・ネットワークエンジニアについて調べると、
「通信エンジニアはやめとけ」「ネットワークエンジニアはやめとけ」
という意見を目にすることがあります。
これから通信業界を目指す人にとっては、不安になる言葉ですよね。
この記事では、大手通信会社で実際に働いた経験をもとに、「やめとけ」と言われる理由と実際のところを正直に解説します。
通信エンジニアが「やめとけ」と言われる3つの理由
まず、なぜそう言われるのか。主な理由はこの3つです。
- トラブル対応が大変
- 技術領域が広い
- プロジェクトの責任が大きい
順番に説明します。
理由① トラブル対応が大変
通信インフラは社会にとって非常に重要なインフラです。スマートフォンがつながらなくなると、多くの人に影響が出ます。
トラブルが発生した場合は、以下を並行して対応する必要があります。
- ログ解析
- 原因調査
- 関係部署との調整
迅速さとプレッシャーへの耐性が求められる場面です。
理由② 技術領域が広い
通信エンジニア(ネットワークエンジニア)は、さまざまな技術を扱います。
- ネットワーク
- 無線通信
- プロトコル
- パケット解析(Wiresharkなどのツールを使用)
最初は覚えることが多く、キャッチアップが大変に感じるかもしれません。
理由③ プロジェクトの責任が大きい
通信設備のアップデートや新機能の導入では、事前に十分な検証が必要です。
もし問題を見逃すと、数百万人規模のユーザーに影響が出る可能性があります。
それだけに、検証業務には大きな責任が伴います。
それでも、通信エンジニアをおすすめできる理由
ここまで「やめとけ」と言われる理由を紹介しましたが、個人的には通信エンジニアは良い仕事だと思っています。
その理由を3つ紹介します。
① 専門的な技術力が身につく
通信業界では以下のような高度なスキルが習得できます。
- ネットワーク技術
- 無線技術(LTE / 5G)
- トラブルシューティング
これらはIT・ネットワークエンジニア市場でも評価されやすいスキルです。転職にも有利に働きます。
② 社会インフラを支えるやりがい
通信は現代社会に欠かせないインフラです。
普段は意識されにくいですが、通信エンジニアの仕事がスマートフォンの通信品質を支えています。社会貢献性の高さは、この仕事ならではのやりがいだと感じました。
③ 給与水準が比較的高い
会社にもよりますが、通信業界の給与水準は高めです。
私の場合、入社2年目で年収600万円程度でした。
まとめ
通信エンジニアには確かに大変な面もあります。
- トラブル対応のプレッシャー
- 広い技術領域のキャッチアップ
- 大きなプロジェクト責任
しかし、それ以上に得られるものも多い仕事です。
- 市場価値の高い技術力
- 社会インフラを支えるやりがい
- 比較的高い給与水準
ネットの「やめとけ」という意見だけで判断するのはもったいないです。仕事内容をしっかり理解した上で、自分に合うかどうか判断することをおすすめします。
💡 次の記事では「通信エンジニア・ネットワークエンジニアになるには?必要なスキルや資格」について解説します。
筆者プロフィール
いっちー
大手通信会社にて無線検証エンジニアとして勤務。LTE / 5G ネットワークの検証業務やログ解析を担当。通信エンジニアのキャリアについて、実体験ベースで発信しています。

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