理系就活で研究内容のアピールに悩んでいる人の中には、こんな疑問を持つ人も多いと思います。
- 研究内容を面接でどう説明すればいい?
- 専門用語は使っていい?
- 研究内容と志望動機をどう結びつける?
この記事では、大手通信会社に新卒で内定した私が、研究内容の伝え方・アピール方法をリアルに解説します。
研究内容を説明するときの構成
面接で研究内容を説明するとき、以下の構成で話すことを意識しました。
| 順番 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| ① 背景 | なぜこの研究が必要か | 5Gの普及で屋内での電波利用が増加している |
| ② 課題 | 解決すべき問題は何か | 従来手法では広い屋内環境での安全性評価が不可能だった |
| ③ 取り組み | 自分がどう動いたか | 新しい評価手法を提案・Pythonで計算を自動化 |
| ④ 結果・成果 | どんな結果が出たか | 既存手法と1%以内の差異で一致・学会発表2回 |
この「背景→課題→取り組み→結果・成果」の流れは、面接官が研究内容を理解しやすく、かつ自分の能力をアピールしやすい構成です。
専門用語は使わない
研究内容を説明するとき、専門用語は使わず中学生でも理解できる言葉に変換することを徹底しました。
面接官が必ずしも自分の研究分野の専門家とは限りません。難しい言葉を使いたくなる気持ちはわかりますが、伝わらなければ意味がありません。
難しい内容をわかりやすく説明できること自体が、コミュニケーション能力のアピールにもなります。最初は不安でも、練習を重ねることで自然に言い換えられるようになります。
学会発表の経験をどうアピールしたか
学会発表の経験は以下のように説明しました。
「新しい評価手法を提案し、簡易な計算モデルで有効性を検証しました。その成果を学会で2回発表しています。」
学会発表の経験は、研究への真剣な取り組みと成果の証明になります。また「発表経験がある=人前で説明できる」という印象を与えることもできます。
実績は具体的な数字や回数を添えて話すと、面接官の記憶に残りやすくなります。
Pythonで自動化プログラムを作ったことのアピール方法
計算の自動化プログラムを作ったことは以下のように説明しました。
「研究の計算作業を効率化するため、Pythonで自動化プログラムを0から作成しました。デバッグ作業を繰り返しながら完成させ、計算時間を大幅に短縮しました。」
この説明のポイントは2つです。
- 「0から作成した」→ 独力で課題を解決できる力のアピール
- 「デバッグ作業を繰り返した」→ 粘り強さ・問題解決能力のアピール
エンジニア職を目指す上で、プログラミングスキルを研究内容の中でさりげなくアピールすることは非常に効果的です。
面接官からの深掘り質問
研究内容を説明した後、面接官からよく聞かれた深掘り質問は、
「なぜその研究をしようと思ったのですか?」
でした。
この質問に答えるためには、研究を選んだ背景・動機・熱量を事前に整理しておく必要があります。「教授に勧められたから」ではなく、自分がなぜその研究に興味を持ったのかを自分の言葉で語れるかどうかが重要です。
まとめ
- 研究内容は「背景→課題→取り組み→結果・成果」の流れで説明する
- 専門用語は使わず中学生でもわかる言葉に変換する
- 学会発表・プログラム作成など具体的な実績は数字・回数を添えてアピール
- Pythonなどのプログラミングスキルは研究内容の中でさりげなく盛り込む
- 「なぜその研究をしたのか」は自分の言葉で答えられるよう準備しておく
💡 次の記事では「理系就活の自己PRの書き方|大手通信会社に刺さった内容を公開」について解説します。
筆者プロフィール
いっちー
大学院で通信系研究を経て大手通信会社に新卒入社。無線検証エンジニアとしてLTE / 5Gネットワークの検証業務を担当。その後Uターン転職で大手メーカーへ。理系エンジニアのキャリアについて実体験ベースで発信しています。

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