【実体験】通信・ネットワークエンジニア1年目の1日|リアルな仕事の流れと必須スキル

通信エンジニアに興味があるけど、こんな疑問を持つ人も多いと思います。

  • 実際どんな仕事をしているの?
  • 1日の流れは?
  • 初心者でもやっていける?

この記事では、大手通信会社で実際に働いた経験をもとに、1日の業務の具体例と初心者が押さえておきたいスキルを紹介します。


通信エンジニアの1日の業務フロー(リアル版)

私の職場では、ルーティンワークだけでなく毎日異なる業務が発生します。大まかな流れは次の通りです。

🌅 午前:試験項目の作成

午前中は主に試験項目の設計を行います。

  • 定型の試験項目作成:約30分で完了することが多い
  • 新機能の試験項目作成:「どの試験をすれば機能が担保されるか」を一から考える必要があり、1営業日かかることもある

新機能が多い環境では、思考力と計画力が特に求められます。

🌆 午後:複数業務の並行対応

午後は複数の業務を同時進行で進めることが多いです。

不具合対応・パラメータ特定
原因の絞り込みに30分〜1時間程度かかります。経験を積むほど早く特定できるようになります。

ログ解析
1件あたり2時間程度が目安です。詳しくは後述します。

自動試験の実行
通常はボタン操作で1分程度で完了します。ただしエラーが発生した場合は、原因追及に最大1時間かかることもあります。

🔍 随時:ログ解析の具体例

ログ解析は通信エンジニアの中核業務の一つです。

例えば、スマートフォン側のログ(UEログ)を確認した際に「上がるはずの周波数情報が上がってこない」といった異常を検出し、原因を調査します。

初心者が知っておくべきこと:ログを読める人はまだ少ないため、最初は慣れるしかありません。継続的にログ解析に触れることが上達の近道です。


ベンダー・他部署とのやり取り

通信エンジニアの仕事は、社内外の関係者との連携も重要です。主なやり取りの内容は以下の通りです。

  • 不具合の調査依頼
  • 内部ログの解析依頼(自分たちでは取得できないログをベンダーに依頼)
  • インテグレーション対応

やり取りはほとんど日本語で行います。会議や報告の場では、正確に情報を伝える力が求められます。


自動化で業務を効率化する

私は入社数年後にログの判定作業をPythonで自動化し、 約40%の工数削減に成功しました。

1年目のうちから自動化を意識しておくと、 経験を積んだときに活かせます。


1年目が注意すべき3つのポイント

実際に働いて感じた、新人エンジニアが意識すべきことを紹介します。

① わからないことはすぐに聞く
放置すると手戻りが増え、スケジュールに影響します。聞く勇気が早期成長につながります。

② スケジュールを逆算して動く
締め切りから逆算してタスクを組み立てる習慣が、現場では特に重要です。

③ 優先順位を判断する力をつける
覚えることが多い環境では、何を先にやるべきかを自分で判断できることが大切です。


通信エンジニア初心者に必要なスキル

基礎知識

  • ネットワークエンジニアの基礎知識(IP・ルーティング・パケットの流れ)
  • 無線通信(LTE / 5Gなど)

ログ解析・ツール操作

  • Wiresharkなどの解析ツール
  • UEログ・ネットワークログの読み方

コミュニケーション能力

  • ベンダーや他部署との連携
  • 報告書・議事録の作成

自動化スキル(あると強い)

  • PythonやGASによる作業の自動化

まとめ

通信エンジニアの1日は、多岐にわたる業務を並行してこなすことが多いです。

  • 新機能の試験設計は1日かかることもある
  • 不具合対応・ログ解析はスピード勝負
  • 自動化で工数を削減し、重要業務に集中できる
  • 1年目は「聞く勇気」と「スケジュールの逆算」がカギ

初心者でも基礎知識・ログ解析スキル・コミュニケーション力を意識して取り組めば、1年目から現場で戦力になれます。

💡 次の記事では「通信・ネットワークエンジニアの1〜3年目の 成長曲線」について、リアルな体験をもとに紹介します。


筆者プロフィール

いっちー

大手通信会社にて無線検証エンジニアとして勤務。LTE / 5Gネットワークの検証業務やログ解析を担当。通信エンジニアのキャリアについて、実体験ベースで発信しています。

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